接待の店を探していて、こんな経験をしたことはありませんか。「前回も連れてきたチェーン系の店に、また予約を入れようとしている自分に気づいてしまった」——相手が喜んでくれているのかどうか、正直よく分からないまま、なんとなく無難な選択を繰り返してしまう。
清水区で14年、フレンチビストロを営んでいる店長の山田です。この記事では、接待の場でフレンチを選ぶ理由を5つ、数字や具体的な場面とともにお伝えします。ただ、単純に「フレンチが格好いい」という話ではありません。今回は少し違う切り口で——「顔を覚えてもらえる店」を接待に使うことが、なぜこれほど効くのか、という話を中心に書かせてください。
こんな方におすすめ
- ✅ 接待やビジネスの会食先に、毎回同じ店を使い回してしまっている方
- ✅ 相手に「特別感」を演出したいが、何が決め手になるか分からない方
- ✅ チェーン店の接待に限界を感じ、地元の個人店に切り替えを検討している方
- ✅ 清水区・静岡市内で少人数の接待や会食に使えるフレンチを探している方
- ✅ 店との「関係性」を大切にしながら、接待を重ねていきたい方

理由① 28年の経験が「接待の失敗」を未然に防ぐ
私がこの仕事を始めて28年になります。シャンティを開いたのは2012年ですが、それ以前から厨房に立ち続けてきた時間の中で、接待の場で起きやすいトラブルを繰り返し見てきました。
たとえば食物アレルギー。チェーン店では「アレルギー表示はメニューに書いてあります」で完結することが多いですが、少人数の接待で相手にアレルギーがある場合、事前に把握して皿ごと組み替えることが本当の意味での対応です。当店では予約時にLINEや電話でご連絡いただければ、食材レベルで確認したうえでコースを調整します。
また、コース料理の進行テンポも接待では重要です。商談の流れに合わせて、料理を少し待ってほしいというリクエストも、16席・個室なしの小さな店だからこそ、カウンター越しに目が合えばすぐ伝わります。大箱の店では難しいこの「呼吸を合わせる接客」が、28年のキャリアで積み上げてきた財産の一つです。
「顔を覚えてもらえる店を接待に使いたい」と思っていても、初めての店に予約を入れる前に確認したいことが出てきますよね。アレルギー対応やコースの内容など、メニューページだけでは分からない部分はLINEで直接やりとりできます。予約前の質問だけでも受け付けています。
理由② 「顔を覚えてもらえる店」が接待で生む、見えない付加価値
接待で相手に特別感を与えるとき、料理の質と同じかそれ以上に効くのが「あなたのことを知っている」という空気感です。
これは少し説明が必要かもしれません。たとえば、2回目に来てくださった方に「前回、赤ワインが好きとおっしゃっていましたよね。今日は岡村牛の煮込みに合うボトルを一本出しておきますね」と声をかけられる店と、毎回「ご注文はお決まりですか」から始まる店——接待の相手から見ると、前者の店を選んだあなた自身の「目利き」が自然と伝わります。
当店では、ご来店ごとに注文の傾向や好みをスタッフ間で共有しています。小さな店だからこそできることで、「また来た」ではなく「○○さん、お帰りなさい」に近い感覚を目指しています。
こうした関係性を作るために、LINE公式アカウントへのご登録もお勧めしています。会員の方には旬の食材情報やコースの先行案内をお届けしていますが、それ以上に「店との接点」が日常の中に生まれることで、初めてではない安心感をお互いが持てるようになります。清水で接待に使えるレストランの選び方でも触れていますが、少人数接待では「店との関係性」が場の質を大きく左右します。
✓ ここまでのポイント
- 28年の経験が、アレルギー対応・進行テンポなど接待特有のリスクをカバーする
- 「顔を覚えてもらえる」小さな個人店は、接待で相手に特別感を演出する見えない武器になる
- LINE会員など日常的な接点が、初来店でも「知っている店」の安心感を生む
「接待で外したくない」という気持ちが強いほど、コースの詳細や実際の席の雰囲気を事前に確認しておきたいものです。公式サイトではコース内容や営業時間など、予約前に知っておきたい情報をまとめています。
理由③ 岡村牛の赤ワイン煮込み、2年連続金賞という「説明しなくていい実績」
接待の場でメニューを選ぶとき、「これは○○賞を受賞した料理です」と一言添えられると、料理そのものへの期待が高まると同時に、選んだ側の「目利き感」も自然と上がります。
当店の看板料理「岡村牛の赤ワインとろとろ煮込み」は、2年連続で金賞を受賞しています。富士山麓で育てられた岡村牛のスネ肉を、赤ワインで4時間かけて煮込む、フランスのビストロで受け継がれてきた技法です。煮込み料理は時間と手間の結晶ですが、それをテーブルで説明しなくても、口にした瞬間に伝わるものがある——接待でそういう瞬間を作れる料理を、私はずっと大切にしてきました。
また、ローカルテレビ番組でも複数回紹介されていますので、清水区にお住まいの方なら「あの店か」と話のきっかけになることもあります。接待相手との会話の糸口にもなる、というのは小さなようで、場の空気を柔らかくする大事な要素です。
理由④ 「次の日体の調子がいい」料理が、翌日の仕事に差を出す
接待の翌朝、胃がもたれて午前中の仕事がつらい——そういう経験をお持ちの方は少なくないと思います。特にワインを飲んだ翌日の頭痛は、アルコールの質と量に加えて、一緒に食べる料理の内容にも大きく関わっています。
当店で使っているワインは自然派ワイン中心です。一般的なワインと比べて余分な添加物が少なく、飲み方を無理しなければ翌日への影響が出にくいと感じている方が多いようです。食べログの公式PRに記載されているお客様の声に、こんなコメントがあります。
「ここで食べると、次の日体の調子がいいんだよね」
女性客(食べログ公式PRより)
これは私が一番うれしいと思っている言葉のひとつです。料理を作る側として、「食べた後も含めて、その人の一日を整えたい」という思いが根っこにあります。接待の場では相手をもてなすことに意識が向きますが、翌日の自分とゲストの両方が調子よく動けることも、結果として仕事のパフォーマンスにつながります。清水でワインが体に良いと言われる本当の理由にも詳しく書きましたが、自然派ワインと体に残らない料理の組み合わせが、当店のひとつの軸になっています。
また、食材については契約農家の野菜、TEA豚(お茶豚)、清水市場直送の魚など、地元の生産者と14年かけて築いてきたネットワークを使っています。「誰が作ったか分かる食材」というのは、接待相手への話のネタになるだけでなく、料理の質の担保でもあります。
「清水で2次会、ゆったり飲みたくて来店。店内は落ち着いた照明で、大人な雰囲気」
食べログ口コミ(2025年10月)
この口コミにある「大人な雰囲気」という表現は、接待の場としての空気感をよく表していると思います。16席という規模は、騒がしくなりすぎず、かといって堅苦しくもない、会話が自然に弾む距離感です。
理由⑤ 店長のSNS・ブログ発信が「知っている店」を「関係のある店」に変える
接待で「外さない店」を選ぶとき、多くの方は口コミサイトの星の数を参考にします。それ自体は正しいのですが、もう一段深いところに「日常的に発信している店」というカテゴリがあります。
私はブログ、YouTube、Instagram(@shantiyamada)を通じて、畑の様子、食材のこと、レシピのことを継続的に発信しています。静岡新聞では毎月第一月曜日にレシピの連載もしています。なぜそこまでするかというと、「初めて来た気がしない」という感覚をお客様に持ってほしいからです。
発信を日常的に受け取っている方は、初来店でも「ああ、あの山田さんの店か」という安心感を持って扉を開けてくれます。接待でこの店を選んだ理由を相手に説明するとき、「店長がブログで地元食材の話を書いていて、面白いんですよ」というひと言が加わるだけで、ただの食事の場が一段違う場に見えてくることがあります。
清水で女性に人気のフレンチ、その人気の理由を本気で分析した記事でも触れていますが、個人店が長く支持される背景には、料理の質とともに「人と店の関係性」が必ずあります。クーポンで安くなる店より、自分の好みと名前を覚えてもらえる店——その感覚は、接待の相手が感じる「特別感」と同じ方向を向いています。
まとめ:清水で接待にフレンチを選ぶなら、「関係性のある店」を軸に考える
5つの理由を並べてきましたが、根っこにあるのは一つのことです。接待の質は、当日の料理だけでは決まらない。「その店とどれだけ繋がっているか」「店がどれだけあなたのことを知っているか」が、相手への特別感に直結する。
チェーン店や回転率重視の大箱には、それが生まれにくい構造上の限界があります。16席の小さなフレンチビストロで、店長が畑を耕し、食材を選び、ブログを書き、LINE越しにやりとりする——そういう店との関係が積み重なるほど、接待の場での「選んだ人の目利き」が際立つようになります。
ご予約やご相談は、お電話でも受け付けています。接待の人数・ご希望のコース・アレルギー等、お気軽にご連絡ください。
(水・木曜日は定休日です。年末年始は休業期間があります。)
——ワイン食堂シャンティ 店長 山田
ここまで読んで「次の接待はこういう店を使いたい」と感じた方は、まず日程と人数をLINEで送ってみてください。接待向けのコース調整や食材の配慮など、当日に向けた準備を一緒に考えます。

