結論から言うと、清水で「本当に美味しいフレンチ」を見つけるには、「食材の顔が見えるか」「翌日の体に優しいか」「人生の節目に寄り添えるか」という3つの軸で店を選ぶと、まず外れません。その理由と具体的な見極め方を、この記事でお伝えします。
こんにちは。ワイン食堂シャンティの店長、山田です。清水区の住宅街でフランスのビストロ料理を出して14年が経ちました。静岡新聞でレシピを連載させていただいたり、ローカルテレビに出させていただいたりしながら、ずっと考えてきたことがあります。それは「清水でフレンチを探している方が、なぜかいつも遠回りしてしまう」ということです。
「静岡駅前の有名店は行き尽くした」「フレンチは重くて翌日がつらい」「記念日に使いたいけど、雰囲気だけで中身が薄い店だった」——そんな声を、カウンター越しに何度も聞いてきました。今日はそういった遠回りをしないための、実践的なポイントをまとめてみます。
こんな方におすすめ
- ✅ 清水・静岡エリアでフレンチを探しているが「また外れた」を繰り返している方
- ✅ フレンチやワインが好きだけど、翌日の体への負担が気になってきた方
- ✅ 記念日・誕生日・家族のお祝いに「特別感のある店」を真剣に探している方
- ✅ 地産地消・生産者の顔が見える料理に関心がある方
- ✅ 静岡駅前以外の「清水の隠れ家」を知りたい方

ポイント①「食材の産地と生産者」をちゃんと語れる店かどうか
メニューに「地元野菜使用」と書いてある店は増えました。でも、「どこの農家の、誰が育てた野菜か」まで話せる料理人は、まだ多くない。ここが最初の分岐点です。
私が14年かけてやってきたことのひとつは、食材のネットワーク作りです。富士山の麓で育つ「岡村牛」、清水区のブランド豚「TEA豚(お茶豚)」、契約農家さんから直接届く有機・減農薬野菜、そして毎朝清水市場から仕入れる魚。それぞれに顔と物語があります。
シャンティの看板料理「岡村牛の赤ワインとろとろ煮込み」は、スネ肉を赤ワインで4時間かけてじっくり煮込んだもので、2年連続で金賞をいただいています。この料理が生まれた背景には、岡村牧場との関係があって、その話をカウンターでしながら食べると、味がまた変わるんです。
店を選ぶとき、スタッフや店主に「この野菜はどこから来ていますか?」と一言聞いてみてください。スラスラと産地と生産者名が出てくる店は、食材に対して誠実に向き合っている証拠です。
ポイント②「翌日の体」を基準に店を選ぶという発想
フレンチというジャンルへの誤解のひとつが、「食べると重い」「翌日胃もたれする」というイメージです。でも実は、それは料理の問題というより「食材の質」と「ワインの選び方」の問題です。
シャンティに通ってくださっている女性のお客様から、こんな言葉をいただいたことがあります。
「ここで食べると、次の日体の調子がいいんだよね」
食べログ公式PRに掲載・女性常連のお客様
この言葉が、私がやってきたことへの一番の答えだと思っています。
具体的に何をしているかというと、まず野菜の量と質にこだわっています。「パリのお惣菜屋さんのサラダ」というオードブルは、多品目の契約農家野菜を少量ずつ盛り合わせたもの。量より種類を揃えることで、満足感はありながら体への負担が少なくなります。
ワインは自然派を中心に揃えています。酸化防止剤を最小限に抑えた造りのワインは、翌日の頭痛や胃もたれが出にくい。「ワインを飲むと次の日がつらい」という方に、ぜひ一度試していただきたいのがここのグラスワインです。
フレンチを選ぶとき、「翌日どうでしたか?」と既に通っている知人に聞いてみるのが一番正直な情報です。クチコミサイトの★の数よりも、その一言の方が信頼できます。
✓ ここまでのポイント
- 「誰が育てた食材か」まで語れる料理人がいる店は、食材に対して誠実。メニューの産地表記だけでなく、スタッフに直接聞いてみるのが有効。
- フレンチの「翌日の重さ」は、質の高い野菜と自然派ワインで大きく変わる。「翌日の体」を基準にした店選びは、40代以降の方に特に有効な視点。
ポイント③「記念日・人生の節目」に応えてくれるか
誕生日や結婚記念日、子供の卒業・就職。こういった節目に「また行きたいあの店」と思い出せる場所が、清水にどれだけありますか?
私がシャンティを始めた2012年7月、店名に選んだ「シャンティ」はサンスクリット語で「平和・安らぎ」という意味です。この名前を選んだのは、料理を通じてお客様の日常に少し特別な時間を届けたいという気持ちからでした。
「特別感のある店」を見極めるポイントは、「事前に相談できるかどうか」です。ホールケーキの手配、サプライズの段取り、花束の受け渡し——これらを快く相談に乗ってくれる店かどうかは、予約の電話一本でだいたい分かります。「当日に直接お越しください」としか言わない店は、おそらくそういった対応に慣れていません。
シャンティでは春に「卒業生半額コース」や「春の一期一会コース」を設けています。娘さんの卒業・就職を家族でお祝いしたいというご要望から生まれたコースで、2時間半以上ゆっくりお使いいただけます。席数が16席という小さな店だからこそ、家族の会話が自然に生まれやすい空間になっています。
「住宅街を少し入ったところで、こんなところにお店があったんだ!といった印象。接客、味も満足度が高い」
食べログ口コミ(2024年11月)
「隠れ家感」は、大切な人との時間を守ってくれます。駅前の有名店では、どうしても隣のテーブルの話し声が気になったり、回転を急かされる空気を感じたりすることがある。清水の住宅街にひっそりあるこの場所を、少しだけ嬉しそうに案内できる——それが、記念日の席を探す方への一番のプレゼントになることもあります。
ポイント④「店主・料理人のパーソナリティ」が見えるか
業界28年のキャリアを通じて感じていることがあります。「美味しい料理を作る技術」と「その料理の背景を語れる人間性」は、別々に存在しているわけじゃないということです。
私は今も自分で畑を耕して、バジルやナスを育てています。農家さんの畑にお邪魔して、土の状態を見ながら今月のメニューを考えることもある。「料理人は厨房の中だけにいる人」というイメージとは少し違うかもしれませんが、これが私のやり方です。
フレンチの店を選ぶとき、料理人がどんな発信をしているかを事前に見ておくことをおすすめします。ブログ、Instagram、YouTube——どんな媒体でもいい。食材への姿勢、季節の捉え方、お客様への向き合い方が、発信の中に自然と出てきます。「この人が作った料理を食べたい」という感覚が先に生まれる店は、たいてい期待を裏切りません。
シャンティでは静岡新聞に毎月第一月曜日にレシピを連載中です。ブログやInstagram(@shantiyamada)でも食材のエピソードや季節のメニュー情報を発信しています。ぜひ一度のぞいてみてください。
ポイント⑤「通い続けられるか」で本当の価値が分かる
記念日に一度だけ行く店と、気づいたら年に何度も足を運んでいる店。この違いは何でしょう。
ひとつは「名前と好みを覚えてもらえるか」だと思います。クーポンで安くなる店より、「いつもの赤ワイン煮込みですね」と言ってもらえる店の方が、通う理由になる。チェーン店の合理性には合理性の良さがある。でも、関係性のある店には、それとは別の豊かさがあります。
清水という街は、車社会でかつ地元への愛着が強い地域です。「自分の街の自分の店」という感覚で通えるお気に入りが一軒あると、日常が少し豊かになります。シャンティではLINE公式アカウントの会員制度を設けていて、旬の食材情報や会員限定のご案内をお届けしています。グラスワイン1杯プレゼントのクーポンもご用意しています。
「また来たい」と思える店かどうかは、初回の食事が終わった瞬間に分かります。お腹が満たされているのに、もう次のことを考えている——そういう体験ができる場所を、ぜひ清水で見つけてください。
まとめ:清水のフレンチ選びは「食材・体・関係性」で決まる
5つのポイントを振り返ると、共通しているのは「数字や見た目より、実質と関係性で選ぶ」ということです。
- 食材の産地・生産者まで語れるか
- 翌日の体に優しい料理とワインか
- 人生の節目に寄り添える柔軟さがあるか
- 料理人のパーソナリティが見えるか
- 通い続けたいと思える関係性が生まれるか
ワイン食堂シャンティは、清水区西高町の住宅街の中にある小さなビストロです。月・火・金・土・日・祝日のランチとディナーを営業しています(水・木曜日はお休みです)。桜橋駅から徒歩10分、店前に2〜4台分の駐車場もあります。
記念日のご相談、コースのお問い合わせ、はじめてのご予約——どんなことでも、まずはお気軽にご連絡ください。カウンター越しでも、電話口でも、LINEでも、丁寧にお答えします。皆さんにとって「清水の自分の店」になれたら嬉しいです。
ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ:
- 📞 電話:054-352-3769
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皆さんとシャンティでお会いできる日を楽しみにしています。

