清水で自然派ワインを飲める店、なぜ少ないのでしょうか?

あれこれ

「ワインは好きだけど、翌日の頭痛が怖くて飲みすぎられない」「美味しいフレンチを食べたいけど、胃もたれが翌日まで続く」「清水区内でちゃんとした自然派ワインが飲める店、なかなか見つからない」——そんなことを感じている方は、意外と多いはずです。

静岡県清水区を中心に活動している料理人・山田です。2012年の開業から14年、ずっと「体に優しいワインとフランスのビストロ料理をカジュアルに」をテーマにやってきました。今日はそんな私の視点から、清水で自然派ワインを飲める店が少ない理由と、翌日に響かない飲み方・食べ方についてお話しします。

こんな方におすすめ

  • ✅ ワインが好きだけど翌日の頭痛・胃もたれが気になる方
  • ✅ 清水区で自然派ワインを飲める店を探している方
  • ✅ 年齢とともに「体に残らない食事」を意識し始めた方
  • ✅ 地元食材・生産者の顔が見える料理に関心がある方
  • ✅ フレンチは好きだけど重すぎず楽しみたいと感じている方
清水で自然派ワインを飲める店、なぜ少ないのでしょうか? | ワイン食堂シャンティ

清水で自然派ワインを扱う店が少ないのはなぜ?

自然派ワイン(いわゆるナチュラルワイン)は、ぶどうの栽培から醸造まで農薬・添加物をできる限り使わずに造られたワインです。近年、東京や京都ではナチュラルワインを前面に打ち出した店が増えていますが、清水区ではまだそういった専門店が少ないのが現状です。

理由はいくつかあります。まず、自然派ワインはロットが少なく、流通量自体が限られています。大きな酒問屋が主力商品として扱いにくいため、仕入れルートを自分で開拓する必要があります。次に、コンディション管理が通常のワインより繊細で、温度管理のコストと手間がかかります。そして何より、「自然派ワインって何が良いの?」という説明ができるスタッフがいないと、メニューとして成立しません。小規模な個人店でないと、なかなか本腰を入れづらい分野なのです。

シャンティでは開業当初から自然派ワインを中心に仕入れてきました。生産者の顔が見えるワインを飲んでほしいという気持ちは、「地元の良い食材を食べてほしい」という料理への思いとまったく同じです。

自然派ワインは本当に翌日に残りにくいのでしょうか?

よく聞かれる質問です。「自然派だから二日酔いしない」という断言はできませんが、通常のワインと比べて亜硫酸塩(酸化防止剤)の添加量が少ないものが多く、翌日の頭痛が軽減されたと感じるお客様が多いのは事実です。

シャンティにいらっしゃるお客様の中にも、「以前は赤ワインを飲むと必ず次の日頭が痛かったのに、ここで飲むと大丈夫」とおっしゃる方が複数いらっしゃいます。食べログの公式PRには女性のお客様からこんな言葉をいただいています。

「ここで食べると、次の日体の調子がいいんだよね」

食べログ公式PR掲載・女性客

これは私にとって、どんな受賞歴よりも嬉しい言葉です。料理とワインの両方が「体に優しい」からこそ生まれる感想だと思っています。

ただ、ワインの種類だけでなく、一緒に食べる料理の質も翌日の体調に大きく影響します。油が重すぎる料理、胃に負担のかかる食べ合わせは、どれだけ良いワインを飲んでも体を疲れさせます。だからこそシャンティでは、ワインと料理を一緒に設計することにこだわっています。

✓ ここまでのポイント

  • 清水で自然派ワインを扱う店が少ない背景には、仕入れルートの難しさ・管理コスト・説明できる人材不足がある
  • 自然派ワインは添加物が少なく、翌日の頭痛が気になる方に選ばれやすい選択肢
  • 翌日の体調には、ワインの質だけでなく一緒に食べる料理の内容も深く関わっている

「体に残らない食事」とはどんな構成なのでしょうか?

フレンチというと「こってり」「重い」というイメージを持つ方も多いかもしれません。でも本来のビストロ料理は、旬の食材を丁寧に調理して素材の味を引き出すもの。重さの正体は、素材の質ではなくバターやクリームの使いすぎ、あるいは旬を外れた食材にあることが多いのです。

シャンティでは「少量多品目」をディナーの基本的なスタイルにしています。契約農家から届いた野菜を何種類も使った「パリのお惣菜屋さんのサラダ」は、色とりどりのオードブル盛り合わせです。一皿の量は多くありませんが、品数が多いので食べ終わったあとの満足感は十分。それでいて胃への負担が少ないのは、使っている野菜が新鮮で、調理のシンプルさを意識しているからだと思います。

私自身、清水区内の契約農家さんのもとに足を運び、時には自分の畑でバジルやナスを育てています。収穫したての野菜を翌日に料理することで、加熱しても食感が残り、余分な味付けが要らなくなる。これが「体に優しい」と感じていただける理由の一つだと思っています。

自然派ワインと料理のペアリング、何を意識すればよいでしょうか?

難しく考えなくて大丈夫です。基本は「産地を合わせる」よりも「体調と気分を合わせる」こと。シャンティではグラスワインを複数種類用意していて、「今日は胃を休めたい」「少し酸味のあるものが飲みたい」といった相談をそのまま伝えてもらえれば、その日の状態に合ったものをお勧めできます。

たとえば、更年期前後で体が重いと感じやすい時期には、タンニンが少なめで軽やかな口当たりの自然派赤ワインが胃への負担を減らしやすいです。白ワインやオレンジワインも、料理との相性が良ければ充分に食事を彩ってくれます。

また、TEA豚(お茶豚)のハンバーグや、岡村牛の赤ワインとろとろ煮込みなど、シャンティの看板メニューはどれもワインとの相性を意識して作っています。岡村牛の煮込みは富士山麓で育ったブランド牛のスネ肉を赤ワインで4時間かけて煮込む料理で、2年連続金賞をいただきました。一口食べてもらうと「これはワインが飲みたくなる」と笑ってくださるお客様が多いです。

「住宅街を少し入ったところで、こんなところにお店があったんだ!といった印象。接客、味も満足度が高い」

食べログ口コミ(2024年11月)

シャンティが自然派ワインにこだわり続けてきた理由とは?

正直に言うと、この14年間ずっと順風満帆だったわけではありません。2025年6月に私自身のブログで「じつは閉店寸前でした…」というタイトルの記事を書きました。経営的に厳しい時期があり、本当に店を続けるかどうか悩んだことがあります。

そのとき支えてくれたのが、長年通ってくださっているお客様の存在でした。「山田さんの料理が好きだから、閉めないでほしい」「ここのワインで一杯飲むのが週末の楽しみなの」と声をかけてくださった方々のことは、今でも忘れられません。

あの経験から改めて気づいたのは、自分が大切にしてきた「体に優しいワインと料理」というテーマは、決してブレてはいけないということです。流行に乗って重いコース料理を増やしたり、有名銘柄のワインで客数を稼ごうとしたりすることもできたかもしれない。でもそれはシャンティじゃない。清水の生産者さんと一緒に作ってきた料理を、自然派ワインと一緒に、ゆっくり楽しんでもらえる場所であり続けたい——その気持ちは今もまったく変わっていません。

だから今日も、桜橋駅から歩いてきてくれる方のために、カウンターで一杯のワインを準備しています。

清水区で自然派ワインと体に優しい料理を楽しむには、どこに行けばいいでしょうか?

ワイン食堂シャンティは、静岡県清水区西高町の住宅街の中にある小さなビストロです。昼はふわとろオムライスのランチ、夜は契約農家の野菜たっぷりのフレンチビストロとして営業しています。16席(カウンター6席・テーブル席)という小さな空間なので、カウンターに座れば私と直接話しながらワインを選んでいただけます。

「次の日仕事があるから飲みすぎたくない」「胃の調子が最近よくないけど外食したい」——そんなリクエストも、ぜひそのままお伝えください。その日の状態に合わせてグラスワインとお料理をご提案します。

営業は月・火・金・土・日・祝日(水・木定休、水・木は祝日でも休み)の11:30〜14:00と17:30〜22:00です。ご予約はお電話・公式サイト・LINEから承っています。


「清水で自然派ワインを飲める場所を探していた」「フレンチを食べると翌日が重かった経験がある」そんな方に、一度シャンティでゆっくり過ごしていただけたら嬉しいです。お一人でのふらっと立ち寄りも、大切な方との記念日も、どちらも歓迎しています。

ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ。お気軽にご連絡ください。


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