「ワインが好きなんだけど、翌朝がつらくて……」
仕事帰りに一杯やろうと思っても、次の日のことを考えると踏み出しにくい。そういう気持ち、私のカウンターでも何度聞いたか分からないほどです。こんにちは、ワイン食堂シャンティ店長の山田です。
28年間、料理とワインと向き合ってきた中で気づいたことがあります。「二日酔いしやすい」と思っているお客様の多くが、ワインそのものではなく、ワインの選び方と飲み方で損をしている、ということです。今日はそこを、数字も交えながらきちんとお伝えしようと思います。
こんな方におすすめ
- ✅ 仕事帰りに一人でワインを楽しみたいけど二日酔いが怖い方
- ✅ ワインを選ぶときに何を基準にすればいいか分からない方
- ✅ 清水・静岡市清水区で一人でふらっと入れる大人の店を探している方
- ✅ 「体に優しいワイン」という言葉の意味を具体的に知りたい方
- ✅ 次の日の体調を崩さずにお酒を楽しみたい、健康志向の方

二日酔いの原因は「アルコール量」だけではない
まず押さえておきたい事実があります。二日酔いの主な原因は、アセトアルデヒドというアルコールの分解産物ですが、ワインに関していえばそれ以外の要因も大きく影響します。
具体的には、酸化防止剤(亜硫酸塩)の量、ワインの醸造過程で生じるヒスタミン・チラミンなどのアミン類、そして残糖分(甘み)の多さ。これらが重なると、アルコール量が少なくても頭痛や胃もたれが起きやすくなります。
私が14年間シャンティを営んできて、「次の日体の調子がいいんだよね」とお客様からよく聞くようになったのは、これらの要因をできるだけ排除したワインを選ぶようにしてきたから。ひとつひとつ解説します。
「翌朝が怖い」からワインを遠ざけていたのに、自然派ワインや飲み方の工夫でそこが変わるかもしれないと気づき始めたところだと思います。公式サイトではシャンティのワインラインナップや当日のおすすめメニューを確認できます。気になるものがあれば、訪問前に一度見ておくと安心です。
コツ1:酸化防止剤が少ない「自然派ワイン」を選ぶ
市販の一般的なワインには、酸化・腐敗を防ぐために亜硫酸塩が添加されています。添加量はワインの種類や生産者によって大きく異なりますが、自然派ワイン(ナチュラルワイン)は添加量を極力抑えるか、ほぼゼロにしているものが多い。
亜硫酸塩が頭痛の直接原因かどうかは個人差がありますが、敏感な体質の方にとっては「少ない方が翌朝が楽」というのは経験則として確かです。シャンティでは開業当初から自然派ワインを中心に仕入れてきた理由のひとつが、まさにここにあります。
選び方の目安は、清水で体に良いワインかどうかを見分けるポイントでも詳しく書きましたが、まずは「ビオ(有機栽培)」「ナチュール」と書かれたラベルを参考にするのがとっかかりになります。
コツ2:「辛口・低残糖」を選ぶ
甘口ワインや残糖が多いワインは、血糖値を急激に上げ下げさせるため、翌朝の倦怠感につながりやすい。同じアルコール度数でも、辛口と甘口では翌日の体の感覚がはっきり違う、というお客様は少なくありません。
「でも辛口って渋くて飲みにくい印象があって……」とよく言われます。実は、自然派の辛口白ワインは果実の甘みが生きていて、甘くはないけど飲みやすいものがたくさんある。ラベルより、グラスで試してから選べる店を使うのが一番の近道です。
カウンターでそういう話ができる店であれば、「辛口で、でも飲みやすいやつを」と一言伝えるだけで合うものを出してもらえます。シャンティのカウンターでも、そういう会話が一番多いです。
コツ3:料理と一緒に、ゆっくり飲む
これは飲み方の話ですが、数字で考えると分かりやすい。空腹でワインを飲むと、食事と一緒に飲む場合に比べてアルコールの吸収速度が約2〜3倍速くなるというデータがあります(出典:厚生労働省「飲酒と健康」アルコール吸収に関する記載、2023年版)。
つまり、同じ量を飲んでも、空腹かどうかで体への負荷がまるで違う。仕事帰りに「一杯だけ」と思ってバーで飲んだのに翌朝がつらかった、というのは、多くの場合空きっ腹が原因です。
シャンティで仕事帰りの方にお勧めしているのは、まず小さなオードブルを一品頼んでから、グラスワインを合わせるスタイルです。「パリのお惣菜屋さんのサラダ」や少量のオードブルなら、カウンター一人利用でも気軽に頼める。体への優しさと、料理とワインを合わせる楽しさが同時に得られます。
✓ ここまでのポイント
- 二日酔いの原因はアルコール量だけでなく、酸化防止剤・残糖・空腹飲みが重なることで起きやすい
- 自然派ワイン(ナチュラルワイン)+辛口を選ぶだけで翌朝の体感が変わる
- 料理と一緒にゆっくり飲む習慣が、吸収スピードを落とす最も手軽な対策
「グラスで選べて、話せる店主がいる」というコツまで読んで、実際にカウンターに座ってみたくなってきた頃ではないでしょうか。一人利用の当日相談や、その日のグラスワインの種類をLINEで事前に聞いておくと、仕事帰りにそのまま寄りやすくなります。24時間受け付けているので、思い立ったときにメッセージするだけで大丈夫です。
コツ4:「グラスで頼める店」「話せる店主がいる店」を選ぶ
4つ目のコツは、ワインそのものよりお店の選び方の話です。
ボトルで注文すると、飲みきらなきゃという心理が働いて、つい飲みすぎてしまう。グラスワインを豊富に揃えている店なら、1杯飲んで「今日はここまで」と自分のペースで切り上げられます。
もうひとつ重要なのが、話せる店主がいること。体調や好みを伝えれば、その日の自分に合ったワインを選んでもらえる。一人で来ても、カウンターで自然に会話が生まれる店は、飲みすぎず、でも満足して帰れるバランスが取りやすい。
シャンティのカウンターは6席。一人利用のお客様も多く、特に女性お一人のご来店は珍しくありません。清水で50代女性に選ばれる理由のひとつがここにあると、私自身は思っています。
また、清水で自然派ワインを飲める店が少ない理由についても以前書きましたが、仕入れのコスト・保管管理の手間から、小規模店でもナチュラルワインを揃えているところはまだ多くない。だからこそ、そういう店を見つけたら通う価値があると思います。
「清水で2次会、ゆったり飲みたくて来店。店内は落ち着いた照明で、大人な雰囲気」
食べログ口コミより(2025年10月)
このコメントをいただいたのは、夜遅めにふらっとカウンターに来てくださった方でした。「ゆったり飲みたい」という気持ちに応えられる空間と、話しかけやすい距離感——それがシャンティがカウンターを大切にしている理由です。
まとめ:清水で、翌朝が軽くなるワインの飲み方
4つのコツをまとめます。
- 自然派ワイン(ナチュラルワイン)を選ぶ——酸化防止剤が少なく、翌日の体が楽になりやすい
- 辛口・低残糖を選ぶ——甘いワインより血糖値の揺れが少ない
- 料理と合わせてゆっくり飲む——空腹飲みを避けるだけで吸収速度が大きく変わる
- グラスで頼める、話せる店主がいる小規模店を選ぶ——自分のペースで飲める環境が一番の「飲みすぎ防止策」
一人でふらっと来て、カウンターで一杯だけ。そういう夜があってもいい。むしろそういう夜をきちんと楽しめる場所が、清水にもあってほしいと思って14年やってきました。
ご予約・お問い合わせは、お電話でも受け付けています。一人利用のご相談もお気軽にどうぞ。
📞 054-352-3769
水曜・木曜は定休日(祝日も含む)、夜の営業は17:30からです。桜橋駅から徒歩約10分、店前に駐車場もございます。
4つのコツを読んで「次は二日酔いせずに飲める気がする」と思ったなら、あとは場所を決めるだけです。シャンティのLINEから予約または問い合わせいただければ、その日の自然派ワインのラインナップや一人利用の席状況をお伝えできます。仕事帰りの一杯を、翌朝を気にせず楽しんでみてください。

